活動報告
令和6年度 教養講座
- #活動報告
- #イベント
令和6(2024)年度『教養講座:「いけばな」を知る・楽しむⅢ』が9月13日(金)北区王子の北とぴあ「つつじホール」にて開催され、草月会本部講師 秋山美晴先生による実演「連花~そして時を刻む」が行われました。
まず自己紹介をかねて秋山先生の制作された代表的な作品をスライドで紹介。
ダイナミックに素材を組み上げた大作が次々にステージのスクリーンに映し出されました。
中でも、今年2月に開催された草月流 東京北支部展『連花と連歌』の丸一日かけて参加者たちがリレー形式で作品を仕上げていく「連花」の説明は、受講者たちの多くが初めて知る内容で、本講座の実演がこれからどのように展開されるか大変興味深く引き込まれ、会場の期待が膨らんでいきました。
実演が始まると、ステージには予め組まれていた大きな竹のセットが登場。
草月流の先代家元 勅使河原宏氏のいけた枯れヒマワリと青い花器の作品の大きな写真を掲げ、そこを起点とした連花の制作がスタート。
カイヅカイブキ、枯れヒマワリ、スズバラ、などを即興で次々と組んでいく様子をじっと見守っていた観客たち。
やがてステージ中央に完成した作品に大きな歓声が沸き上がりました。
次にステージに登場した帝国華道院の千羽理芳理事長と芳埜理鳳常務理事は、出来上がったばかりの秋山先生の作品から連なって想起されるイメージで左右にそれぞれの作品を制作。
大きな素材を素早く組み上げ、やがて3つの作品が一体となった大きな世界が出来上がり、見守っていた客席から大きな拍手が送られていました。
完成した作品とともに『連花』の世界を語る秋山先生
芳埜常務理事は、シュロの葉や枯れヒマワリを右方向へ流れるように配置
千羽理事長は高めに組んだ土台にノバラの実など
帝国華道院会員と草月会からの受講者で埋まった客席
草月会本部講師 秋山美晴先生
◇実施概要:
日時:令和6(2024)年9月13日(金) 13:00開場 13:30開演
会場:北とぴあ つつじホール(東京都北区王子1-11-1, JR王子駅より徒歩2分)
・13:30~ ご挨拶
・13:40~ 草月会本部講師 秋山美晴先生実演「連花~そして時を刻む」
[主催]
一般社団法人 帝国華道院
[助成]
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
Supported by Arts Council Tokyo, Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture